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写楽閉じた国の幻 [ 島田荘司 ]のレビューは!?

40代 男性さん
御手洗モノでも吉敷モノでもないが、最近の氏の作品の中では群を抜いての良作。「写楽」現象を解明するうえでの資料等の裏付けは見事としか云いようがない。 難点は検証が所々でくどく、[江戸篇]の物語性はごり押ししているところが見受けられる点がある。 …とは言え、歴史ミステリー好きなら読んで損がないのは間違いないので、氏の作品に食指が動かない人にも是非とも読んで頂きたい。

30代 男性さん
写楽の正体についての新説の出来・説得力自体はけっこう感心した(近い説は、思いつき程度なら過去にもあったが)。 なぜあの時期に写楽は突如現れたのか? あまりに前例のない絵画手法であるのはなぜか? 第一期とそれ以降の作画の変化が大きい理由は? 歌麿の様式との共通点の理由は? なぜ正体について秘密が守り通されたのか? など、筋の通った説明はできている。それも想像だけでなく、史料的な裏づけも頑張ってやっている(とりあえず「そういうことはありえない」とは断言できない)。 ただし、思わせぶりな描写や未回収の伏線らしきものが出てきたり(あとがき読んで事情はわかったが)、小説としての完成度や面白さは残念ながら高くない。新説の出来がいいだけに残念。評価は3.5というところ。 「後書き」はネタバレ満載なので最初に読んではダメです。

30代 男性さん
島荘御大の写楽への思い入れがヒシヒシと伝わる作品。刈りこめば半分ぐらいにはなりそうですがそうしない辺りが長所であり短所でもあるというか…。読み応えは抜群。予定されてるという続編が待ち遠しいです。

40代 男性さん
島田荘司の小説の中に挿入される話の方が本編よりおもしろいことがある。 推理小説の枠や伏線やおきまりにとらわれなくてすむので自由に書けるせいか、しばしば本編よりおもしろい。 江戸篇があんまりおもしろいので、こんどは江戸篇の人たちが古事記や徳川埋蔵金の謎を解く話を作ってほしい。

30代 男性さん
ミステリーの大家が写楽の謎に迫る大作。 歴史の謎とはミステリーそのもの。さまざまな証拠(史料)と想像をたくましく働かせながら、写楽の正体に迫っていきます。 専門的な見地からの異論は十分にあるでしょうが、江戸時代の人々がとてもよく活写されていると思います。読んで損なしです。

30代 男性さん
2011年このミス2位の作品。タイトルの通り写楽に関する薀蓄、推理がみっちりなので好みはわかれるかもしれません。読み応えはあります

30代 女性さん
島田荘司さんの最新作とあって、読む前からテンションが上がり気味でしたが、予想を裏切らず面白かったです。まさかこんな形で、写楽の謎が解けるとは思いませんでした。ちらほらと現代の問題や歴史背景も出ていて、読むだけで歴史にも強くなりそうです。御手洗さんや吉敷さんは出てこないものの、大変面白い小説でした。

年齢不詳さん
写楽の推理は面白いですが、物語としての出来はイマイチ、ちぐはぐで違和感を感じる部分があります。写楽の推理だけで★4つ。

40代 男性さん
久しぶりにどっぷりとつかって読書しました。現代の方のストーリーが今ひとつだったのは後書きに書いてあったので、続きを待つことにしましょう!